2020年の10月に菅首相が宣言した2050年のカーボンニュートラル・・・
これって本当に実現可能だと思いますか?
地球温暖化に抗する為のカーボンニュートラルは是が非でも達成しなければならない人類としての最大の挑戦ではありますが、残念ながらその道は非常に険しく、現在のところその道筋さえ見えていないというのが正直なところだと思います。
カーボンニュートラルの達成に必要な電源が議論されておりますが、ここではその良し悪しは別にしまして、何と言いましても再エネの全体に占める比率を上げて行かないことには何ともなりません。
然しながら、ここで物理的、定量的な問題に直面することになるのです。
現在の電力系統は良くも悪くも火力発電などのタービン発電が殆どであり、それらは常に動いており、慣性力を持った電力系統を成しています。
そこに接続している我らが”再エネ”向けのインバータ群は”動的”ではなく”静的な”インバータであり、系統との調和を図る上で全体に占める許容量が凡そ30%程度と見込まれております。
再エネのシェアが系統全体の30%を超えていくと調和が崩れだし、大規模な停電や系統の擾乱に繋がるとされているのです。
そこで私達は提案いたします。
電力系統と”AC/DC/AC”と”DC”を挟み込むことで非同期に連系するMicro Grid(セルとも呼びます)を構築することで、平常時も災害時もセル内の電力系統は自立し続け、万一にも上位系統で大災害や大停電が起こったとしても自立し続けることが可能になり、地域を強靭なエネルギーのネットワークで守ることが可能になるばかりか、”グリッドフォーミング”という技術を用いることで再エネの既存系統におけるシェア30%の限界を突破し、再エネ100%のクリーンな未来を見据えることが出来るようになるのです。
それだけじゃなく、一般的な電力量(kWh)の価値に加えて環境価値を付加することが出来、更には地域に根差した第三のバリューを創出することも可能になります。
更にはクラウド制御による多岐に渡る見える化が様々な環境施策を喧伝し、Micro Grid内にある様々な電源を自由に選択し購入が可能な”Peer to Peer(P2P)”も実現します。
考えるだけで何かワクワクしてきませんか?
不安定な再エネを100%にしてしまったら、またぞろ2020年末~2021年1月にかけてのJEPXの高騰のような混乱が起き、「ほれ見たことか!」という結末になるんだろう・・・なんて声が聞こえてきそうですが、絵空事のようで本当の話し、再エネをまさに主力電源として生かし、地球温暖化に抗する為の仕組みがふんだんにちりばめられております。
百聞は一見に然り。
何なりとお問い合わせください。